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皆さんはとある通説をご存じだろうか。 「喉ぼとけを押しすぎると勃たなくなる」 とある日の部会後、真っ暗な部室で某副会長を押し倒す某会計。 体格差故に抵抗できるはずもなく……
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突撃副会長「千堂 瑛里華」 読み:とつげきふくかいちょう「せんどう えりか」 カテゴリー:Chara/女性 作品:FORTUNE ARTERIAL 属性:火 ATK:3(+3) DEF:2(+2) [永続:フレンド]このキャラが前衛にいる場合、このキャラの攻撃力は2上昇する。 [永続:パートナー]このキャラは耐久力が1上昇する。 T:心から歓迎するわ、よろしくね C:ようこそ、修智館学院へ! illust:オーガスト AU-051 T C 収録:トライアルデッキ 「OS:オーガスト1.00」 / ブースターパック 「OS:オーガスト1.00」 登場している位置によって自身を強化するキャラ。 フレンド時は前衛に登場させることで攻撃力が5と、代償を必要とせずデメリットを持たないキャラとしてはトップクラス。 パートナー時はバニラに等しく、サポートカードでさらに大型化できる。 補正値も攻撃力寄りなので、同ネームの中では最もパートナーにしやすいだろう。 突撃副会長「千堂 瑛里華」 読み:とつげきふくかいちょう「せんどう えりか」 カテゴリー:Partner/女性 作品:FORTUNE ARTERIAL 属性:火 ATK:6/9/12/15 DEF:4/6/8/10 [永続:パートナー]このキャラは耐久力が1上昇する。 学院を代表して歓迎するわ illust:オーガスト AU-051P 収録:電撃G sマガジン 2009年11月号(2009年9月30日発売) パートナーカード版。
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《生徒会副会長 七瀬 遥》 キャラクターカード コスト4/緑/CP5000/RANK1 【JPNバベル】/【Aクラス】/【生徒会】 ボーナスアイコン RANK+1 [コネクトアタック(4)] このカードがコネクトアタックをした場合、 自分のキャラ1枚を活動状態にする。または、 自分のキャラ1枚は、このターンからアタックすることができる。 このバベルの秩序を守る生徒会なのですから、簡単に彼を認めるわけにはいきませんの! はぐれ勇者の鬼畜美学で登場する緑色・【JPNバベル】・【Aクラス】・【生徒会】を持つ七瀬 遥。 コネクトアタック4と、コネクトアタックをした場合、自分のキャラ1枚を、活動状態にするか、このターンからアタックすることができるようにさせるテキストを持つ。 2013年04月10日付の今日の1枚として公開された。 関連項目 七瀬 遥 収録 はぐれ勇者の鬼畜美学 01-059 R
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《生徒会副会長 国立 凛香》 キャラクターカード コスト3/黄/CP5000/RANK1 【深流院学園】/【生徒会】/【お嬢様】 ボーナスアイコン なし 嫌ですわ、どうして、なんて。私、先輩の恋人なんですから。 この中に1人、妹がいる!で登場した黄色・【深流院学園】・【生徒会】・【お嬢様】を持つ国立 凛香。 関連項目 国立 凛香 収録 この中に1人、妹がいる! 01-022 C
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森厳学園には一人の女帝が君臨していると言われている。 彼女の名は山置雲雀(やまおきひばり) 鬼女、クールビューティー、冷血仮面、氷の会長。 数々の呼び名を持つその存在。 警察官の父と弁護士の母の間に生まれた彼女は正に規律の具現者だった。 彼女は入学して数ヶ月、一年生にして生徒会長に当選すると、あっという間に学園の勢力図を塗り替えた。 具体的に言うと、不良の更生、駄目教師の追放、生徒会への権力集中である。 通常、いきなりこんな強引な行動がまかり通るはずがない。 しかし、彼女は見事に自らの豪腕をもってそれをやり通した。 ある人間には言論で、ある人間には策謀で、またある人間には実力行使で己の意を通していったのである。 『山置会長には逆らうな』 これは森厳学園関係者における鉄則であり、暗黙の了解であった。 昼休みの生徒会室。 用がない限りは役員すら立ち寄らないと言われているその一室に雲雀はいた。 目の前には開かれた弁当箱が鎮座している。 中身は玉子焼きにタコさんウインナー、そぼろごはんと色とりどりの女の子らしい可愛いラインナップだ。 彼女を知る者からすればいささか意外性のある中身といっていいだろう。 何せ、三食栄養剤で済ましているのではないかといわれている彼女なのだから。 閑話休題。 雲雀は真剣な表情で箸を伸ばす。 そして摘んだタコさんウインナーを持ち上げると、そっと口元へと運んだ。 ぱくり。 人差し指程度の大きさのそれが口の中に吸い込まれる。 もぐもぐと咀嚼、ごくりとのどを通る。 雲雀は緊張した面持ちで箸を下げた。 「…うん、美味しいですよ。雲雀さん」 「ほ、本当っ?」 ぱぁぁっ…… 花のつぼみが開くかのような満開の笑顔が雲雀の表情に生まれる。 視線は目の前の眼鏡をかけた少年に固定されて動かない。 「でも、その…自分で食べますから。食べさせてもらう必要は…」 「私に、あ~んされるの…嫌なの…?」 「いえ、決してそういうわけでは…」 目元を潤ませる少女に男子は慌てた様子で手を振る。 雲雀は、よかったと微笑むと次のおかずにと箸を伸ばし、先程と同じように少年の口元へとそれを運んだ。 「あ~ん」 「……あ~ん」 ぱくり。 渋々と口を開いた少年――懐は、この場面を他の誰かが見ていたらあまりの衝撃的光景に 卒倒するだろうなと遠い目をしながら生徒会室の扉を見た。 だが一向に扉は開く気配を見せない。 「余所見しちゃ駄目」 誰も入ってくる様子のない扉からすぐさま視線を戻される。 眼前には頬を膨らませた生徒会長様。 そう、彼女は生徒会長なのだ、巷では幾つもの呼び名と共に恐れられているはずの。 「まだまだあるからたくさん食べてね」 にこにこと微笑みながら箸を差し出してくる少女に、氷の会長と呼ばれる面影は欠片も存在しなかった。 むしろ、今の彼女を見てそういった単語を連想するほうが難しい。 それほどに今の雲雀は可愛らしく、また献身的だったのだ。 (時々、事情を知ってる俺でも二重人格って疑いたくなるからなぁ…) ふと、思い出す。 二重人格といえば、昨日見たあれはなんだったのだろうかと。 学校のアイドルとして名高い鳴風真白(なるかぜましろ)の突然の怒号と奇行。 雲雀とほぼ同レベルの有名人である彼女のことは当然懐もよく知っていた。 常に微笑を絶やさず、周囲に優しさを振りまき、それでいてそれを鼻にかけることもない完全無欠の聖女。 それが周囲における真白のイメージであり、懐も少なからずそう認識している部分があった。 しかし、昨日見た彼女はそんなイメージをぶち壊すものだった。 表情を崩して声を荒げる、まるで普通の女の子のようだった。 (まあ、あっちのほうが好感はもてるけどね…) どっちが真白の本当なのかはわからないけど、と懐は玉子焼きを咀嚼しながら考える。 甘い、美味しい。 雲雀の料理の腕は妹分である珠美のそれに匹敵する。 懐の知る限りで二人には交友関係はないはずだが、意外に話が合うかもしれないな、と思った。 「……」 「雲雀さん?」 咀嚼が終わり、玉子焼きを飲み込んだ懐は首をかしげた。 すぐさま次が来ると思われたのに、雲雀の箸は机の上に置かれていたのだ。 「…懐さん、ぼーっとしてた」 「え」 「何を考えてたの?」 じーっと上目遣いで見つめてくる視線。 懐はその可愛らしい仕草に少しばかりほのぼのとしたものを感じつつも、焦った。 「何か、悩み事でもあるの? ……それとも、女の子のこと?」 ぎくり、と身体が硬直する。 両方とも当たりだった。 だが、馬鹿正直に答えられるはずもない。 雲雀が冷血仮面のあだ名通り、氷のような視線を向けてきているのならばあるいは圧力に負けていたかもしれない。 しかし今の雲雀はおどおどとまるで小動物のように問いかけてきている。 これで、彼女を悲しませるとわかっている回答を口にできるはずがない。 「あ、いや、その…」 「…ごめんなさい、困らせるつもりはなかったの」 懐の困った様子を見て取ってか、シュンと落ち込む雲雀。 「あーうー、いや、昨日ちょっと珍しいというか…意外なことがあったもので」 「意外なこと…?」 「ええ、ちょっとラブレ……あ」 「ラブレ………ター?」 ピシリ。 僅かに首を傾げ、語句をつなげた雲雀の動きが止まり、空間にヒビが入った。 懐も自分の迂闊さに声をつなげられない。 「懐さん、ラブレターもらったの…?」 「い、いや、それが悪戯だったみたいで!」 「悪戯…?」 まるで切り出された別れ話を信じられない女の子のように確認を取ってくる雲雀。 だが、懐の次の言葉をきいた瞬間、その表情が変わった。 「そう…悪戯…ね」 ゴゴゴゴゴ…! あえて効果音を出すとすればこんなところか。 懐は呆然とそんなことを考えながら眼前の少女を見つめる。 雲雀は、今までの態度が嘘だったかのように氷の会長の名の如く無表情になり、目を細めていく。 「懐さんにそんな残酷な悪戯をするなんて…許せない」 「ざ、残酷って…」 たらり、と冷や汗を流す懐。 一体雲雀の脳内では自分はどんな傷心少年になっているのか。 「懐さんの優しい心をもてあそぶなんて言語道断。山置雲雀の名の下に犯人を処罰しなくては」 「うえっ!? い、いいよそんなの!?」 本気と書いてマジと読む。 そう瞳に書いてあった雲雀のただならぬ様子に懐は必死でストップをかける。 このままでは犯人――この場合は真白ということになるのだろうか、は明日の朝日を拝めないかもしれない。 雲雀がそれを行うだけの行動力と権力を持っていることを知っている懐はあたふたと慌ててしまう。 「いいの、私のなつ……こほん、この学園の副会長を貶めた罪は重いのだから」 「き、気にしてないから!」 「私が気にするの」 雲雀はすっかりその気になってしまっていた。 まずい、このままではとんでもないことに。 そう考え、必死に考えを巡らせる懐。 コンコン その瞬間、緊迫した生徒会室にノックの音が鳴った。 刹那、机の上に置かれていた弁当箱が雲雀の手によって消える。 寄せられていた懐の椅子はあっという間に離され、雲雀との間に距離がとられる。 どこからともなく書類が現れ、机の上に置かれていく。 この間、僅か二秒。 「し、失礼します。今年度のクラブ予算の決算書を持ってきました」 恐る恐るといった風体で扉の向こうから現れたのは生徒会の一員である一年生の男子だった。 懐の一つ下にあたる彼は魔境と呼ばれる森厳学園生徒会において貴重な存在だった。 何せ、懐と雲雀を除けば生徒会に残っているのはもはや彼だけなのだから。 「…そこに置いておきなさい」 「ひっ、わ、わかりました!」 絶対零度の視線が無垢な一年生を射抜く。 普通、雲雀のような美人に視線を向けられれば喜の感情が出るものだ。 しかし、今の彼はまるで蛇に睨まれた蛙のようだった。 (……うわ、可哀想に。ガチガチに固まっちゃったよ) そんな二人のやり取りを半分他人事のように見つめる。 よく耐えていたが、そろそろ彼も辞めてしまうかな? 懐はほぼ確定した未来を嘆きつつ、視線を雲雀に向ける。 (相変わらず、変わり身早いなぁ…) つい先程までたんぽぽのような笑みを見せてくれていた女の子は今能面のような表情を見せている。 いつもさっきまみたいな顔を見せていればこの人の評価もかわるだろうに。 懐はそんなことを考え、くすりと笑う。 だがその瞬間、ギラリと雲雀の目が光った。 「副会長、何を笑っているのですか?」 「え、そ、そんなことは…」 「そんなことでは困ります。生徒会副会長たるもの、いつも威厳を持ってもらわないと」 「…は、はい」 「全く、それでは……あら?」 男子生徒の姿はそこにはなかった。 ただ、『辞表』と書かれた一枚の紙切れが落ちていたのを懐は見逃さなかった。 (…これで、また残ったのは俺だけか) はぁ、と溜息をつきつつ懐は床に落ちている紙を拾う。 雲雀が美人だからお近づきになりたい。 所詮は女だろ、生徒会の権力はもらった! そんなことを考えて生徒会への参加を希望するものは多い。 だがそういった者たちは例外なく数日で辞めていく。 理由は簡単、雲雀の圧力に耐え切れなくなるからだ。 先程の男子は前者の理由からの参加だったようだが、ついに耐え切れなくなったようだった。 (五日か、持ったほうだよな) 五日というとここ一年の中では長い部類の記録である。 うんうん、と頷きながら懐は紙を雲雀に渡すべく振り向く。 そこには、不安気な表情を浮かべた生徒会長の姿があった。 「あの、懐さん…」 つい先程までの凛々しさが嘘のように弱々しい声で雲雀が呟く。 最後の一人が辞めたことで雲雀もやはりショックだったのだろうか。 どう慰めたものかと悩みかけた懐の制服の裾が握られた。 勿論、犯人は雲雀に他ならない。 「ごめんね、睨んだり、あんなこといったりして…」 「え」 懐は固まった。 てっきり辞表にショックを受けたのかと思っていたら、雲雀は懐への態度について落ち込んでいたのである。 「でも、皆の前だとああしないといけないから…」 「ああ、いや、気にしてないですから」 ぱたぱたと手を振って否定の意を示す。 そして素早く移動すると扉を閉める。 誰も通りかからないとは思うが、万が一にも今の雲雀を誰かに見られるのはまずい。 (けど、誰も信じないだろうなぁ…会長の素顔がこんな可愛い女の子だとは…) 多少の優越感を抱きながら懐は再び溜息をついた。 表情一つ変えずに重大な決断を下し、悪意ある者たちを文字通り投げ飛ばす無敵の生徒会長。 だがその実体は一人の男子の動向に一喜一憂する普通の女の子に過ぎなかったのだ。 (といっても、それを知ってるのはおそらく俺一人…なんだよね) ふと、懐は思い出していた。 それは一年前のこと。 懐が雲雀の『本当』を知り、今の役職――生徒会副会長につくことになる切欠の出来事。 それはちょうど雨の日のことだった。
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~一~ 「おかしなはなし」 目の前で無いような胸を張って特別名言でもないただの愚痴を発するのはさっき初めて知った女の子だ。 そんな女の子の愚痴に俺は同意する。 俺自身、心当たりが無いとは言い切らんがこんな目に遭う理由が分かんねえ。 世の中、いつからこんなにも無秩序になっちまったんだ。 「共同生活」を強要させられるわ。 「殺戮実験」を無理強いされるわ。 「性的行為」を見せつけられるわ。 まあなんにせよこの一時間を振り返ってみれば、酷いありさまだった。 昔、会長と初めては良いものだ、とか語りあった気がするが、ものによるってことが十二分知る羽目となった。 俺はこんな初めてはいらない。 少なからず、平和で終わるはずであった俺のハーレム物語。 【生徒会の一存シリーズ】においてそんな異質なストーリーはいらなかった。 例え吊り橋効果で俺の好感度が急上昇しようが、俺はそんなストーリーは経験したくない。 この俺。 杉崎鍵は、語り部であり執筆者である。 故に本来であれば、俺はこの物語が【完結】したときに語るべきなのであるのだが、 ところがどっこい、俺はこの物語の起承転結の内容が全くもって分からない。 もしかしたら俺は直ぐに死ぬべきところなのかもしれないし、案外ちゃっかり最後まで生き残っているかもしれない。 それならそうで一向として構わないんだが、生涯俺はこの物語を執筆しようだなんて思えなかった。 当たり前だろう。 なにせ俺のハーレムメンバーの動向が分からないうえに、死ぬかもしれないんだぜ? 語るわけないだろ。 それでも尚、語ろうだなんていうイカレタ奴がいれば俺はそいつをぶん殴る。 きっとそんな奴は【DEAD OR LIVE】だなんてカッコつけた変な奴だろうからな! さて、話の腰を折ってしまった。 ともあれ俺はこの展開を潰してやる。 会長も、知弦さんも、深夏も、真冬ちゃんも―――。 みんな、死なせはしない。 守るんだ―――――俺が。 ハッピーエンドで終わらすんだ。 決めたぞ。 この物語の最後の文は会長に倣って幼く行こう。 それでいい。 みんなの受けを期待するストーリーじゃないんだ、今回は。 出版する訳じゃない。 執筆する為じゃない。 今回は富士見ファン○ジア文庫のみなさまはお休みだ こんなの提出できるわけないしな。 さあ、では始めようか。 俺のハーレム物語から分岐したルート攻略を。 そして、最後はこれで飾るんだ。 では――――――。 『めでたし、めでたし』 ~二~ というわけで、時間の巻き戻し。ていうか回想。 今の俺にある語り部技術はほとんど無いからな。 このぐらいは使ってもいいだろ。 「―――――――――はあ」 ということで開幕早々俺が吐いた言葉と言えば溜息だった。 そりゃ出るさ、溜息の一つぐらい。 ……こんな目に遭えば。 共同生活――――か。 とんだおまけもなけりゃ美少女もいるだろうし(少なくとも四人)、喜んで受け入れたけど――――こりゃ駄目だろ。 はっきり言ってイカレテやがる。 正気の沙汰じゃあねえよな。 「……それによ」 隠れながら、ある場面を見つめる。 変なオッサンと、少女が性的な意味で交わっている場面を。 「――――ああもうダメダメ、あんなんダメだって」 自分で見ておいてなんだが赤面してしまう。 ―――言っておくけどね。 いっつもあんな事言ってるけどな、俺はああいうのに耐性ないんだぞ。 エロゲもそういう場面はスキップさせてるし。 「…………」 さて、とは言ったところでどうするべきかなあ。 「アーッ!」なんて悲鳴が聞こえたから駆けつけてみたらこの有様。 神様許してください。俺のライフポイントはもう零です。 そうはいっても女の子の方が嫌々そうなのはひしひしと伝わってくる。 なんか諦めている節が見受けられるけど……。 けど――――ここで快楽に溺れている訳じゃあやはりなさそうだな。 「なら、どうするべきかなあ」 俺は呟く。 ――――が、本当は既にやることは決めたりする。 何って? そりゃあ女の子を救うんだよ。 俺は殺し合いとやらには乗らない。 ―――勿論のこと願いとやらが気にならない訳じゃないし、出来る限り会長たちが脱出できる為に動きたい。 だが、その為に主人公が落ちてちゃあ――――わけねえよな。 俺が堕ちたら、物語はバッドエンドに変わってしまう。 少なくとも会長達は――――悲しむから。 悲しむから―――俺はいつも通りにいなければ。 女の子に優しいヒーローの様な俺で。 そんなことを考えていた時だった。 「…………貴方は、あの人をどうするの」 「俺はこれからあの変態野郎をとっちめに―――――ってうわっ!」 気が付くと自然に俺の隣には美少女がいた。。 銀髪をなびかせながら、琥珀色の瞳をこちらに向けて。 薄茶色、もしくはクリーム色のブレザーに焦げ茶色のスカートをはいた一人の少女。 別に俺にどこぞのZ戦士の如く気配を読むことは流石に無理だけど、だからといって気を抜いていた訳ではなかった。 だから、さすがにここまで近づかれていると気付く者だけどな………。どうやって近づいてきたんだろうか。 「あたしの名前はかなで。立華かなで」 かなでちゃんと名乗った少女は、俺の顔を見る。 ―――――ああ、成程、俺が名乗って無かったな。 「お、おう。俺は杉崎鍵だ。―――――もしよかったら結婚を前提に付き合ってくれ。絶対幸せにするから」 これは俺をどんな時でも維持するにはやはり欠かせない。 ――――俺はいつも通りでいかなければ………。 「?」 いや、そこで首を傾げられても。 ………この子はツッコミじゃないのか―――――って、んなことよりも! 「………お、おい、かなでちゃん! 今はそんなこといってる場合じゃ―――」 と、言いつつ俺はかなでちゃんのいたほうを見る。 だけど誰もいなかった。 「て、えっ!?」 辺りを見渡す。 すると背後に振り返った時、彼女の姿を発見した。 いつの間にかあの現場に向かっている。 「ちょっと―――――」 俺を制止の言葉を掛けようとしたが、 よくあるドラマのように右手を肩の高さまで上げて、逆に俺に制止の合図を出す。 「ここは――――任せて」 すると、俺が言葉を返す暇もなく彼女は既に駆け出していた。 はっきり言って、描写するほど、俺はその光景を目視できなかった。 次の瞬間、俺の視界に映っていたものとは………。 ~三~ 「いだっ、いだだだだだ、ギブギブギブッッ」 生憎俺には何ていうのか分かんないけど、よくある刑事もののドラマなんかでよく見かける、 相手の背中に跨って手を固定させる――――多分亀甲縛り的なものを縄で締めてないけどそんな感じをイメージしていただければ多分分かるんじゃね? あ、言っておくけれど幾ら「亀甲縛り」って言葉が分かんなくたってウィキ○ペディアとかで調べちゃだめだぜ! お兄さんとの約束だよ! っつーかさ。それも大概なんだけど。 「…………はあ、かなでちゃん。――――あんたどうやってここまで来たんだよ………」 不思議だった。 そりゃそうもなるだろ、いきなり消えちゃたんだから。 「はっ! もしかしてかなでちゃんはヤードラット星人からの使者だったのか!」 「…………?」 かなでちゃんは、こちらを向かないが、それでも首を可愛らしく傾げていた。 ………むう、かなでちゃんはあまりそっち方面は嗜まないのかな……。だったら俺はいったいどうやってキャラを見出せと言うのだろう。 ま、それも置いといて……。 「………さて、そこのお嬢ちゃん。お怪我はないかな?」 「―――――実際やられるとくりむ達の気持ちも分からなくもねぇな……」 「ん? なんか言ったか」 「いや、何でもない。――――。一応礼を言っておくよ。この変態野郎から救ってくれてありがとう、お二人さん。 俺の名前は◆VxAX.uhVsM。Vxとでも呼んでくれたらいいよ。―――――なんかむずかゆいけど二人の名前は何かな」 「立華かなで」 「俺は杉崎鍵だ。――――ま、名前の件については触れないでおくよ」 それにしても、えらくボーイッシュな子だ。 深夏もボーイッシュなのだが、それとはまた一味違う感じ。声がハスキーボイスだからかな。 「ねえ」 と、隣にいたかなでちゃんがどういう力が働いてるのか、片手で大の大人を固定させたまま、俺のズボンの裾を引っ張る。 「ん? どうしたの。かなでちゃん」 「この人、どうすればいいの?」 「…………えーとねえ」 くそっ、これが噂に聞く天然と言う奴か! 恐ろしいぜ、恐ろしすぎるぜ! く、くぅ。こんなの後先考えてから行動しろ、とか言えねえじゃないか! まあ………そうだな。 「とりあえず、一旦行動を不能にさせとけば……」 そんな事を言っていた最中。 ガサガサと音が響いた。 「………とりあえず、その話は後にしよっか」 人が来たのは明らかだった。 だから、暢気に話をしている場合ではない。 「あ、そうだ。――――これ」 と、Vxさんが変態の腰のあたりを弄って………とある銃を取り出した。 そしてVxさんは――――構える。 勿論、人に銃を平気で向けているという行為に抵抗を覚えない訳でもないが、 確かにここは――――異常事態。この男のような外道かもしれない。それによりにもよって一番最初に出遭った男がこの変態だ。 ………さすがに過剰反応とは言い難かった。 ガサッ その音を最後に、人影が現れた。 見た目20代の金髪ショート。白衣を着た女性がそこには―――いた。 ~四~ 「あ、あのぉ……」 おどおどとした調子で、その成人女性は登場した。 見た目、特別武装をしているようには見えない。 ―――――ただ、かなでちゃんの超人的なにかを見せつけられたあとじゃ油断は。 余談だが、あの変態は既に抗う気は失せ、潰れている。 「――――――――――あなたは?」 だがやはり黙ったままに行かず、沈黙に耐えきれなくなった俺は恐る恐る聞いてみた。 かなでちゃんは、あの変態を捕らえたままなので腰を下げているけど、Vxさんは銃を構えているままだ。 ……いざとなってもこちらの優勢には変わりないと思うし、まだ焦る場面ではない。 「私は浅井うららよ。とある学校で保健医をやっていたんだけど」 「………殺し合いには?」 「――――乗ってないよ。できれば妹であるきららとさららを探したいところ」 と、ここまでは中々順調だったんだがとある変態が空気を壊した。 「はっ、そんなの信用できるかよ。ほら、信用して欲しかったらそのバックをこっちよこして服でも脱いで武装はしてないって証明して見やがれ」 空気が固まる音がした。 伏せていた顔をうららさんに向けて。 あの変態が、空気を壊した。 「………………」 Vxさんが奇妙な、むしろ不気味な笑顔をしたかと思ったらあの変態の足を思い切り踏んづける。 「……チィ、てめぇさっきあんなに気持ち良くしてやったのにそんな態度をとるのかよ」 「俺はてめぇなんかに媚声の一つ上げてねえよっ!」 「ァアッ!?」 「…………ったく、俺が創っておいてなんだがてめぇはいつもそんなんなのかよ」 「創ったってんだよ。てめぇは俺の母親か」 そんなよくわからない応酬を繰り広げている間、 かなでちゃんは律義に変態を捕らえたまんまだった。 で、うららさんはという―――――と? 「あ、脱ぎ終わったよー」 「うわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」 脱いでたっ! なんか脱いでた! なんだっ!? ここには俺も含め変態しかいないのか!? どうしてこうなった。 もうやだこの国! こんな時俺はどうするべきか。 ―――――そんなの決まっているだろ。 「――――かなでちゃん、Vxさん。逃げるぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」 逃走だった。 かなでちゃんも、無表情の裏で怪訝さが窺えて、俺の言葉にも素直に聞いて。 あの変態を解き放つこととなったが、俺の方へ向ってきてくれた。 最後に、Vxさんが、あちら側に拳銃を向けながら、こちらへ少しづつ逃走して着て、 ある程度距離を取り、振り返ると。それと同時に全力でこの場を去った。 ~五~ どんよりとした曇り空の元。 さも健全な運動をしているかのような爽やかな汗を掻きながら、随分と根慣れた様子で行為をしている。 行為。この場合は性行為のことを指し、子作りだのなんだのとかいう話ではなく、純粋に快楽を得るために性行為を行う男女の姿がそこにはあった。 変態強姦魔と変態保健医。 そんな二人の、醜い、されど麗しく。 犯した人間など数知れず、そんな快楽など幾度もなく味わってきた。 だから、止められない。 麻薬のように、病みつきになってしまった。 強姦魔は犯しているというスリルも極まり。 保健医は犯されるというイマジンが重なり。 結果的に、二人のボルテージは最高潮へと達する。 声が、漏れる。 男の指が、女の密を掻きまわす。 同時に沁み渡る快感。 次いで響き渡る媚声。 そこに言葉はいらない。 そこに思考はいらない。 淫らに、乱れて。 あらぬ甲高い声が、この場を支配する。 互いに何を言わずとも、やりたいこと。正しくはヤりたいことが理解できた。 そう言う意味では、杉崎鍵の指示は正しいものであり逃げて正解である。 声にならない声。 熱い吐息。 発情する思い。 事は進み、発展する。 互いの性器を合わせる。 瞬間、歪な音が鼓膜を支配した。 ねっとりと。もしくはじっとりと絡まりつき、纏わりつき。 瑞々しい女性の肌と、少し荒れた男性の肌が、重なりあう。 白濁した液が、混ざり合う。 卑しく厭らしい音が二人の間で響きわたる。 懸命に腰を振る。 己の快楽を得るために。 淫乱な奴らどもは、今日も今日とで――――変わらなかった。 【一日目/深夜/H-8 住宅街】 【長谷川裕治@他の書き手様のオリキャラ】 [状態]快楽、裸 [装備] [道具] [思考] 基本:優勝はしたい。女は気に入ったら奴隷にし、気に入らなかったら殺す 1:この女と交わる。 2:準備をする。 [備考] ※どのバトルロワイアルにも参加してない時系列からの参戦です ※性欲に制限はなかったようです ※近くに服とディパックを放り投げました 【浅井うらら@他の書き手様のオリキャラ】 [状態]快楽、裸 [装備] [道具] [思考] 基本:殺し合いには乗らない。妹のさららを捜す。 1:この男と交わる [備考] ※どのバトルロワイアルにも参加してない時系列からの参戦です ※性欲に制限はなかったようです ※近くに服とディパックを放り投げました ~七~ …………やべえ、やべえ。 あいつらやべえ。 俺は心の中で何回もそう思った。 ただ追ってこなかったのは幸いだ。 「さて、ここいらで一旦落ち着こうぜ」 俺が二人に声を掛ける。 「…………はあ、はあ」 一方はVxさん、随分と疲労の顔が見れる 「…………」 一方はかなでちゃん。こらちは走ったと言うのに随分と涼しげだ。 「で、疲れているとこ悪いけどこれから二人はどうするの?」 「………あたしは人を探したいわ」 「じゃあさ、俺と一緒に行動しないかい?」 「………別にいいけど」 と言うことで、かなでちゃんが仲間に入った。 簡単に仲間に心強い仲間が入ったことは幸いだ。 けれど、Vxさんは。 「俺は遠慮しておくよ。一人の方が動きやすい」 そんなことを言ってきた。 「うーん……。俺達はあんなことしないよ」 どの口が言うのやら、というツッコミはだぜ。みんな。 ハーレム王こと、俺は女性の心を読むことは訳ないぜ! 「とは言ったものの、俺には俺の考えもあるんで。それじゃあここでお別れとしよう」 「………大丈夫?」 「ああ、俺を舐めて貰っちゃ困る」 そら心配したくもなるんだけど。 最初の接触があんなのなんだから。 だけど。 「まあ、そういうなら俺は何も言わんよ」 「そりゃどうも」 そして五分位後、俺達は別れたのを覚えている。 ~八~ というわけで見事、偶然にも長谷川の魔の手から逃れた◆VxAX.uhVsM。 そんな彼の今現在の指針は既に決まっている。 危うく、長谷川のおかげで完膚なきまでに潰された希望(ぜつぼう)が再熱する。 ある意味では、杉崎鍵は失敗した。 こいつは、助けるべきではなかった。 枷が外れる。 鎖が千切れる。 故に、自由。 故に、―――――――自由。 だから、笑える。 「…………ふふ」 そんな彼が企むことと言えば、簡単である。 脚本を、創るのだ。 一から物語を作り上げる。 自分好みの、自分色のストーリーを。 元々、書き手とはそういう生き物であり、生業である。 だから、自分と言う。◆VxAX.uhVsMと言う名の歯車を。 かみ合わせる。繋ぎ合せる。 そして、思い描く通りの最高のエンディングを。 「…………ふふ、楽しみだなあ」 次の瞬間、高笑いが響く。 ハスキーボイスな声で、多大な害を振りまくであろうその声を。 DOLシリーズ本編の首謀者の◆VxAX.uhVsMの陰謀は始まったばかりだ。 非リレー書き手、◆VxAX.uhVsMの旅路はまだまだ始まったばかりだ。 さあ、狂え。 さあ、踊れ。 さあ、舞え。 さあ、戦え。 さあ、さあ、さあ―――――。 DOLシリーズ外伝作品の施行。 同時に、DEAD OR LIVEの終局へと事は向かい始めた。 【一日目/深夜/H-8 住宅街】 【◆VxAX.uhVsM@非リレー書き手】 [状態]女体化、健康 [装備]コルトパイソン(残り6発)@現実 [道具] [思考] 基本:物語に関わり、完結させる。 1:………手始めに。 ~九~ ということで、そんな事もありつつ一時間が経過した。 ………。 まあVxさんのことも気がかりなのだが、それもそうでこちらもこちらで大変であったりもする。 立華かなでちゃん。 その知り合いとは、音無結弦、仲村ゆり、日向秀樹、ユイという人たちらしい。 ………。 今、目の前で広がっている光景。 それは、麻婆豆腐を食している光景。 かなでちゃんが、美味しそうに麻婆豆腐を食している光景。 事の次第は、とある住宅街。 誰かいないかと考えて、住宅街にあった家内に侵入した。 そこまではいい。 ただ、そこで俺が何かの見物はないかと冷蔵庫を開けたのが間違いだった。 「……………」 目の前で美味しそうにパクパクと、小さな口で必死に、されど決してまずいなどという概念を思わせないうっとり顔で、食すかなでちゃん。 そ、そこで俺は麻婆豆腐を見つけたのだ。―――――――――激辛の。 思わず絶叫した俺の元に、駆けつけた彼女が僅かながらに目を輝かしたのを、俺は覚えている。 「……………」 「……………」 沈黙。 俺達の間にはあんまり会話が無い。 あの碧陽学園の生徒会室ではありあえない様な光景が、そこにはあった。 ただ、変えようとは思えない心地よさがそこにはある。 ま、しばらく行動が止まっちゃうけど。 「可愛いから許す」 そう、可愛いから許しちゃう。 俺はそういう人間だから。 ギャルゲ、エロゲの主人公の如く、俺は女の子を思いやらなきゃな。 「?」 もう何度見たことか、首を傾げる彼女を傍に俺は微笑む。 ―――――――そういや、林檎は無事かな。そんな事を思いながら俺はかなでちゃんを見つめ続けた。 めでたく、終わらそう。 そんな幻想を胸に秘めて。 【一日目/深夜/H-8 住宅街・住宅内】 【杉崎鍵@生徒会の一存】 [状態]健康 [装備] [道具]KS×1、RS(1~3) [思考] 基本:いつも通りに動く 1:かなでちゃんと行動 2:みんな(桜野くりむ、紅葉知弦、椎名深夏、椎名真冬)とかなでちゃんの知り合い(音無結弦、仲村ゆり、日向秀樹、ユイ)を探す [備考] ※飛鳥に会いに行く前からの参戦です 【立華かなで@AngelBeats!】 [状態]健康 [装備] [道具]KS×1、RS(1~3) [思考] 基本:殺し合いには乗らない 1:この人(杉崎鍵)と行動 2:みんな(音無結弦、仲村ゆり、日向秀樹、ユイ)とこの人の知り合い(桜野くりむ、紅葉知弦、椎名深夏、椎名真冬)を探す 3:悪い人には容赦をする気はない [備考] ※卒業式直前からの参戦です ※Angelplayerは今現在はほとんど制限を受けていません ※harmonicsに気付けていません 終わってみれば案外と 投下順 ぼくのわたしの道化学 GAME START 杉崎鍵 GAME START 立華かなで いんが☆おうほう? ◆VxAX.uhVsM いんが☆おうほう? 長谷川裕治 GAME START 浅井うらら
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元スレURL 副会長「会長、ご相談が」会長「ダメです。」 概要 せつ菜への大好きが抑えられない副会長とタジタジな会長モード菜々 タグ ^中川菜々 ^副会長 ^短編 ^コメディ ^副なな 名前 コメント
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歴代副会長 【2015】 0000~ 【2014】 1215~ でに ぶり大根 1115~ でに 鼻唄ローラン 1015~ でに みきこ 0915~ でに ぶり大根 0815~ でに Dewar s 0715~ でに Chatnoir 0615~ でに でにーろ 0515~ でに kilt 0415~ でに エンセン 0315~ でに ミレヤ 0215~ でに みきこ 【2011】 1015~ ぶり大根 Johan.T 0915~ Kalen カレー屋さん 0815~ Marguerite Dewer s 0715~ まだると ひな陽 0615~ Sutton Veronica 0515~ サーチェス アシアナ 0415~ Van-the-Chariot アレクサンドル=ニコラビッチ=ヘル 0315~ でに アルヴェニス 0215~ ぶり大根 スカイリッシュ 0115~ テューヌ ひな陽 【2010】 1215~ Sutton Van-The-Chariot 1115~ でに レミオレモン 1015~ ぶり大根 Dewer s 0915~ まだると Veronica 0815~ にゅうにゅう 夢ゃ 0715~ アイエル ピア・シモーナ 0615~ ギルダ テューヌ 0515~ レミオレモン Alsayf 0415~ いみと スカイリッシュ 0315~ Veronica にゅうにゅう 0215~ グレリィ まじ吉 0115~ でに Marguerite 【2009】 1215~ Vandaros まだると 1115~ アイエル Sutton 1015~ Veronica ハイター王子 0915~ AL ジニー・ナイツ 0815~ トドン ユウナ=アルバーナ 0715~ グレリィ マリアベル 0615~ サーチェス まじ吉
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元スレURL 副会長「私はせつ菜ちゃんに逢いたい」 概要 せつ菜への想いを抑え切れない副会長は 繋がりがあるとにらんだ菜々へ直談判するけど… タグ ^副会長 ^中川菜々 ^しんみり ^副なな 名前 コメント
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出来たので投下します 長いので分割 前スレ950ですが 2006/04/16(日)14 50 生徒会会長獅子×副会長蠍で蠍の一人称ぐだぐだ語り。 あまりプラトニックじゃないのは、蠍がエロいからだと思ってくださいorz ++++++++++++++++ 949 お互いの幸せを思いあうゆえのプラトニックラブ やけに左半身が暑いと思い、今まで資料に落としていた目を其方に向ければ、今まさに夕日が沈もうとしているところだった。 紅い。朱い薄衣が、生徒会室(ここ)を覆っている。 古びた無数の資料が散らばる机も、背もたれの無い緑のカヴァーが付いた丸椅子も。 全てが只赤に。 沈んでいく太陽は血反吐を吐いているようで、酷く痛々しい。 どうしてああも姿を変えるのだろう、昇り征く陽は何処までも気高く、欠片の汚れも持たずはね除けるような強さを持っているというのに。 其処まで考えてふと、昇る朝日と沈む夕日に、あれと自分を重ねていることに気付く。 馬鹿馬鹿しいことだと、言い切れれば。 疲れているのだ、多分。 ペンを置いて軽く目頭を指で押さえ、解す。同時に首を締め上げていたホックを外し、息を吐いた。 部活動アンケートの回答は、提出分の集計を済ませ、後は未提出の部を待つだけとなっている。 今日中に全部纏めきってしまわないと、明日が辛いのだけれど。なにせ、未提出の部が、‘あの’牡羊が部長を務めるバスケ部ときている。 牡羊には強く言って、家に取りに帰らせているが、正直帰ってくるまでには早くて一時間。遅ければ……いや、何としてでも今日中には持って来させる、どんな手を使ってでも。 考えているだけで疲れてきた。 少し首を回して、何気なくもう一度西の窓へと目を向ける。 其れは悶え苦しみながら膿を垂れ流し、己を掻き抱きながら届かない光に手を伸ばしかけ、すぐにその縋る指を拳に変えてきつく。きつく握り締め奥歯を噛み締めるように。 どうしてあの燃え尽きそうな炎同様、この醜い感情も沈み込んで二度と浮かば無いように浮かび上がることの無いように、出来ないのだろうか。 こんな枷にしかならない想いなんて。 ふっと、引き戸の向こうに人の気配を感じる。その人物は、戸が未だ閉まっていなかったことに、軽く戸惑ったようだった。 牡羊だろうか、いや、違うだろう。違うと本当は解っていて、それでも何処かでまだ相手が牡羊であることを願っている。 会いたくない。 意を決したように開かれた扉からは、今一番見たくはない人の姿。 逆光に目を細めながらも、此方が誰であるかを悟ったのか、意志の強そうな顔が小さく歪む。 知っている、其方だって自分なんかには会いたくなかったのだろう。だからこそ、無視しなくては。 獅子(あれ)のことなんて。 何事もなかったかのように、机上の書類をそろえる。上手く取り繕えていたか何て解らないけれど。 場の空気が、沈黙が息苦しい。獅子はまだ動かない。胸が、みしりと不愉快な音を立てて軋む。早く、早く出て行ってくれないか頼むから。それ以上近付かれたら少しでも期待してしまうから。 だから付け入る隙を与えない位の残酷さで拒んで切り捨てて振り返ることもしないで欲しい。 でないと。 がたんと、椅子が引かれる音で、思考の深淵から引き戻された。不機嫌な顔のまま、獅子が隣に坐っている。 机を背もたれ代わりにして、肘を置き。そして瞳は此方に一切向けはしない。 何が、したいのだろうか。 此方からじろじろ見ることも憚られ、目線を落とした。手だ、手がある。 肉付きの良いがっしりとした、自分の節くれ立った物とは雲泥の差の指。思わず此方の手が伸びる。触れても、抵抗はされなかった。 指を握る、人差し指を包み込むように握る。少しかさついた肌。 付け根に己の指を這わせて、絡ませる。人差し指で甲の筋をなぞりながら、中指と薬指を掌に。更にそのまま、少しだけ縺れた指を解き、もう一度深くまで。手首の脈を小指に伝わせ、重ねる。 皮膚が擦れ合う感覚。肌が、しっとりとした温もりを帯びる。 続き